「第26回阿武隈川トライアスロンINフルーツ王国福島」大会についてのお知らせ


3月11日の東日本大震災と大津波での被災、それに続いての原発事故や風評被害に、福島県民も福島市民も、依然多大な苦境を強いられています。

私たち大会実行委員会は、このような時こそ大会を開催し、被災者や避難者の皆さんへ、トライアスロンを通じて元気と勇気を届けたいという一心で日々動いてまいりました。

バイク・ランコースである阿武隈川のサイクリングロードが震災の影響で多くの箇所で補修工事が行われること、放射線量の問題によりスイムコースである福島中央市民プールの使用の可否がなによりの課題でした。

7月14日に福島市より連絡があり、福島中央市民プールは高校生以上、50m・25mプールの限定で使用許可をいただきました。また、同日の段階で開催予定日のサイクリングロード使用は月の輪大橋以南ではほぼ可能との予定の確認も出来ました。それら条件の中で、出場範囲、コースの変更による開催も検討しました。

しかしながら、その一方で大会本部、コース周辺の放射線量が全体的に高い傾向にあり、その数値に対する見解がまだはっきりして示されておらず、今後の状況も予測出来ないことで、選手の皆様や数百名に及ぶボランティアの皆様に安心して大会のご案内をさせていただくことが出来ない状況に変わりがないことから、勇気をもって本年の通常開催は見合わせ、実施しないということで決定させていただきました。

大会の開催をお待ちいただいた皆様方には本当に申し訳ございません。
この苦境が来年には改善され、必ずや大会を復活させるという希望を持ち続けて、地域復興に取り組んでまいる所存であります。なにとぞご理解の程宜しくお願いします。 

なお、四半世紀続いたこの大会のタスキをなんとか未来へとつなげるために、当初開催予定でありました9月11日に、有志を中心に当日の最新情報で出来る範囲で第26回大会として開催する予定があることを申し添えておきます。

平成23年7月19日

  阿武隈川トライアスロンIN フルーツ王国福島実行委員会
実行委員長 森崎英五朗


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