今朝のひとこと話

11月度の話(その243)
「患者の左は医師の右」

「患者の左は医師の右」という言葉があります。患者が「右の奥歯が痛い」と訴えた場合、医師から見れば左の奥歯です。勘違いしては駄目ですよという言葉です。トンネル工事などでこんな勘違いが重大災害につながります。「右側に動かして」といわれて、向き合った相手が右に動かしてしまった。又、坑内で電車を誘導するとき、「もうちょっと前に」といわれ、電車を反対に動かしてしまった。などです。牽引する電車にとって、前進はどちらなのか、よく理解できません。災害の元です.前・後・左・右という表現はやめましょう。

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