日時=平成29年8月2日(水)13:00〜16:30
  場所=福島市子どもの夢を育む施設 こむこむ館 学習室
  主催=インフラメンテナンス国民会議・ふくしまフォーラム準備会
  共催=(一社)福島県建設業協会
  協力=日本大学工学部 土木工学科コンクリート工学研究室
  後援=東北地方整備局福島河川国道事務所・福島県・福島市・福島民報社・福島民友新聞社・福島建設工業新聞
       NHK福島放送局・福島テレビ・福島中央テレビ・福島放送・テレビユー福島・ラジオ福島
  →開催案内チラシ

  参加者 小学生18名、保護者16名


 
受付〜定刻通り開始しました。


 
趣旨説明 主催者代表 森崎英五朗 
「インフラって何ですか?」という質問をしても、知っている参加者はゼロでした。
次に「人生ゲーム」の写真を見せて、「このゲームしている人」の質問にはたくさん手が上がります。
ゲームをしたくても、ゲームのボードや、ボードに描かれたマスなどがなければゲームは出来ません。これがインフラ、つまり「支えるもの」ということです。
という説明で、少しは理解いただけたでしょうか。

 
講座@「橋って何?」 講師・日本大学工学部岩城一郎教授
「橋って何?」「何を渡る?」「誰(何)が渡る?」「橋は何でできている?」というなぞなぞに答えてもらうところから参加者に興味を持ってもらい、写真でいろんな橋を見てもらいながら説明いただきました。


 
講座A「橋ってどうやって出来るの?」 講師・鰹ャ野工業所 小野晃良社長
実際に工事をしている時の写真を各工程ごとに見ていただきながら、どうやって橋が出来ていくかを教えていただきました。
最後は同じ場所から撮った連続写真も見せてもらいました。


 
体験 「橋を作ってみよう!」(クラフト模型橋製作) 講師・日本大学工学部大学院 浅野和香奈さん(お手伝い=工学部学生のみなさん)
日本大学工学部で作った、橋のクラフト模型で実際に橋作りを体験いただきます。

 
橋台に支承をくっつけて、青い桁を設置していきます

 
桁が乗ったら床板を設置。説明を受けながらだんだん形になっていきます

 
画面で各部品の名前や役割の説明を受けながら、最後は高欄にデザイン画を描いて完成、橋の名前もつけました。


 
実地 「実際に橋を点検してみよう!」
橋を作って構造を体感したところで、会場の外へ。近くにある橋を実際に見てみます。

 
先ほど作ったばかりで、どの部材がどれなのかを説明受けるので、なるほどよく分かります。

 
次の場所に移動。今度は東北本線の鉄道の橋。車が通る橋と、人が通る橋が別々になっています。

 
そして東北新幹線の高架橋。こちらはコンクリートの桁です。そしてとっても長い。普段よく見る景色なのに、みなさん興味深々。

 
戻って来てから質問を投げかけながら橋のことを理解いただきました。
福島市が管理するだけで、1118橋もあることにみんなびっくりです。


 
講座B「橋ってどうすれば長持ちするの?」 講師・日本大学工学部大学院 浅野和香奈さん
最後にそんな橋をどうすれば長持ちさせることになるのかを、説明しました。

 
浅野先生が作った
橋梁チェックシートを見ながら、誰もが出来る点検方法を教えていただきました。
そして自分たちが作った橋で点検の練習。こうして住んでいる人たちも橋を点検することで、橋を長持ちさせるお手伝いにもなります。


 
終了後、参加した小学生のみなさんには修了証明書をお渡ししました。
参加記念品には、橋ではなく、トンネルを模した蒲鉾を配布。

 
最後にまとめの挨拶。
福島市内だけでもたくさんあって、もう出来てから50年近く経って傷んできています。
みんなで大事に守っていくことを考えていかないと、みなさんが大人になる頃には大変な負担がかかることになるかもしれません。


作った橋をずらりと並べて、参加者・主催者全員で記念撮影。


これが日本大学工学部土木工学科コンクリート工学研究室で作成した、クラフト模型橋の見本です。


メディア掲載記録

開催告知
 7月15日 福島民友新聞
 7月19日 福島建設工業新聞
 7月21日 福島民報

開催記事・ニュース
 8月 4日 福島民報
 8月 4日 福島建設工業新聞