点導水工法

特許第3742399号 (2023.04.11 特許満了)
国土交通省
新技術情報提供システム
NETIS登録No. TH-120005-A (掲載期間終了)

トンネルの漏水にはいろいろなタイプがありますが、
写真のようにトンネルのアーチコンクリートと側壁コンクリートの打ち継ぎ目からの漏水は数多く見受けられます。

これらは歩道や車道を濡らしたり、大きな氷になるなど、一般の交通を妨害します。
また、歩道の水は土砂やゴミを溜める原因となり、氷のはつり作業の度にコンクリートを傷める要因となります。

その対策として漏水箇所をはつって導水したり、側壁全体を導水ボードで覆い隠す方法などがありますが、
漏れ溢れた水を集めて流すという対策に過ぎず、経年劣化による再補修が頻繁にされていました。

当社の提案する「点導水工法」は、
漏水の原因となるトンネル背面の「水溜り箇所」をトンネル施工業者としての経験から推測し、
そこに向って一点から放射状に数本のボーリングを施工し、
漏水の根本的原因を解決し、導水する方法です。

● 点導水の施工 ●

  • ベースホール
    (φ120mm)削孔

  • 漏水原因箇所に
    水抜き削孔(標準3本)

● 動画 ●

【当社開発】トンネル漏水対策
「点導水工法」
~抜群の水抜き効果

ご覧のとおり、これほど原因箇所には水が溜まっているのです。

写真は左が施工前で、打ち継ぎ目からの漏水がひどく歩道まで水が流れてます。
線導水を施工した箇所からも漏水している状況でした。
右が点導水の水抜きボーリングをした直後の写真。
水抜きボーリングによる効果を確認するために2週間おいた後の様子。
凍結しているのが集めた水です。漏水していた水をすべて集めたことがよく分かります。

  • 効果確認後、導水パイプを設置。

  • ベースホールには専用の
    受け皿を設置して
    確実に水を集める。

  • 特殊材料を使った
    断熱材でパイプを覆います。

  • 導水後は、周囲に色あわせして
    仕上げるので、
    見た目も違和感がありません。

トンネルを実際に施工してきた当社が、当時の施工方法から漏水の原因箇所を特定した上で点で導水し、
施工箇所の美観も損なわず、効果的に対策を実施する。
それが「点導水工法」です。

● 点導水の構造 ●

● お問い合わせ ●

お問い合わせは当社 営業管理室まで。
TEL.024-543-0511

NATM工法施工トンネルの漏水には

特許第5982027号

施工実績

これまで施工した点導水工法の実績