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提案内容 効果 参考

トンネル工事で、作業場所の区画を明示する為の直線ライン用照明器具を設置する際に、 今までは支保工にマグネットで取付していたが、防水シートの施工区間では支保工が隠れてしまいマグネットを使用して取り付けることが出来なかった。
そのため、番線等でインバート用の立ち上がり鉄筋に固定していたが微調整が出来ない上、時間や手間が掛かっていた。
そこで、ホースをつなぐ際に接合する金具にホースを固定する為に使う「インターロックバンドとステー」を使用し、 直線ライン用照明をワンタッチでインバート用の立ち上がり鉄筋に取付できるよう改造した。
現場に在庫があったインターロックバンドがちょうど立ち上がり鉄筋とサイズとぴったりだった。


インバート用の立ち上がり鉄筋にワンタッチで固定することが可能となり、 容易に微調整を行えるようになった。日々の盛替え作業の時間が大幅に短縮された。












安衛品環室より

日頃の作業で「ちょっと使いずらい」「手間がかかりすぎる」と感じた時が改善のチャンスです。
今回の改善提案もそんな機会に改善し高い効果を生み出した良い事例です。
これからも「改善意識」を持ちながら持ち場の改善をお願いします。

トンネル工事のインバート区間の横断排水施工箇所において、 これまではインバート打設前に横断箇所に箱抜きを設置するか、打設後に斫りを行い、横断設置後に再打設する必要があった。
又、鉄筋区間においては、箱抜きや斫り作業のどちらを選択しても非常に手間のかかる作業が生じていたので、 R型枠内部にあらかじめ横断管を設置することにより、箱抜き・斫りのどちらの作業も手間が省けた。


横断管設置箇所を箱抜きや斫り作業と比べ、設置の手間が大幅に減少した。
また、従来は横断管取付後、セントル打設前に残コン等によりインバート横断管設置箇所の再打設を行っていたがその作業も不要となり、 すべての作業を合わせるとで横断排水1本当たり1人×3時間以上の作業短縮ができた。



安衛品環室より

これまで「当たり前」と思われていた作業にも疑問を持ち、 改善して大きく作業省力化に繋がっているのでナイスアイディアです。

会社から貸与されている社有車の燃費について、 日産ADバンとトヨタプロボックスでは大きく違うように感じたので、 実際に現在貸与されている日産ADバンで毎月データを取ってみたところ、以前貸与されていたトヨタプロボックスとでは大きなガソリン使用量の差があると実感した。
また、他の社員に確認しても同様に認識していたので、社有車両選定の段階で環境貢献の面も検討材料に加味してはどうでしょうか。


エコな活動を推進できる。



安衛品環室より

社有車の車種制定には様々な事情が関係しているので、 一概に燃費だけでは車種選定は出来ませんが、いただいたこの資料はとても良いものなので、 参考にさせていただきながらエコな活動を推進していきたいと思います。
とても良い着目点でした。

トンネル掘削補助工法AGF-R施工時の注入作業で、 注入されずに戻ってきた薬液は坑内から排水されて中継水槽を経由してから濁水処理設備に入るが、 薬液(水ガラス系)が強酸性のため、河川に放流して良い基準値(PH5.8~8.6)までならず、 その都度、中性にするために石灰等を添加しゲル化させてPH数値を上げる工夫をしていたが、人力調整で濁水処理設備への悪影響もあった。
そこで、濁水処理設備に薬液が入る前に中継水槽に隣接している生コンプラント工場から発生する洗い水(PH11.0~13.0)を散水車で運搬し、 中継水槽とは別の水槽に洗い水を溜めて水中ポンプで中継水槽へ投入して中和をした。
(投入量は濁水処理設備側の原水PHを測定しながら調整をする)


水槽容量分ストックが可能となり、 水中ポンプでバルブ調整を行うことができるので夜間でも常に中和させることができ、管理作業の手間が減った。
また水槽に石灰投入やゲル化させるより中和効果が高く放流基準を安定して守れるようになった。
使用水量が多い場合は生コン車に洗い水を更にストックすることで長時間対応可能。(昼夜施工分)水ガラス系の排水処理方法のひとつとして提案です。







安衛品環室より

このアイディアでPH管理作業の手間が省け、中和効率も良くなったので素晴らしい取り組みです。

本社では、お取引会社からご挨拶にタオルを頂く事が多いが、実際には使いきれない物が在庫として増えている。
そこで、使い切れない余剰タオルを有効に使ってくれる動物保護団体等に寄付してはどうか。


余剰タオルを「使わない人」から「使う人」に寄付する事で、SDGsに貢献できる。
現場にリサーチしたとろ、現場によっては「本社の余剰タオルを活用したい」という要望があったので、 一定期間毎に総合管理室が余剰タオルの使用希望を現場に確認し、それでも余剰したタオルを動物保護団体等に寄付する事に決定した。
その場合、寄付する団体は安衛品環室で決定する。


安衛品環室より

着目点が素晴らしいです。
寄付の提案から現場のニーズの汲み取りまで話題が拡がったのでSDGsの取り組みに対する意識向上に役立ちました。

現場は台車に発電機を載せて歩いて移動しながら作業を進めているが、 堰堤に2%の緩い勾配があるので、台車を設置すると台車が法面方向へ逸走し落下する危険があった。
(ロック付の台車もあるが協力業者が持ち込んだ台車はロック機能が無いタイプだった。)
そこで、逸走防止対策が必要になっり現場で台車用の歯止めとして桟木で長方形の歯止めを作成した。


台車用に通常の三角型の歯止めを作成することなく、 長方形で作成することで、車輪を同時に2輪を止めることができた。
※2%の勾配程度では台車が動くことの無いことが確認できた。



安衛品環室より

現状のリスクに対して現場にある資材で十分な対策をしたことはすばらしい。
今後も創意工夫を推進してより安全な現場づくりをお願いします。

鉄道工事で使用するワイドリフトの手摺は、 台車を上昇させると架線が台車中央に納まる形状の為、架線が納まる部分は手摺が切れており、 墜部分的には落防止用チェ―ンが取付てあるが、チェ―ンの位置が低く、 作業高さによっては端部で作業中バランスを崩した際にチェ―ンの上が開口箇所となり墜落の危険性があった。
そこで、既設の手摺と同等の高さにアイボルトとステンレスパイプを利用してスライド出来る手摺を取り付けた。


既設の手摺と同等の高さにスライド出来る手摺を取り付けた事でチェ―ンより上の開口箇所が無くなり、 墜落のリスクが減少された。
また目立つ色で塗装した事で視認性も向上し、 スライドで開け閉め出来るようにした事でワイドリフトが複数台連結された場合にも対応出来るようになった。



安衛品環室より

既存の安全設備に疑問を持ち、 改善アイディアを実行し危険な芽を摘み取ることで墜落リスクが減少に繋がったのでナイスアイディアです。

鉄道トンネル補修工事にて必需品となる中央通路の渡り板について、 以前から使用していた渡り板は材質が若干重量があり踏面が狭いことから、渡り板から踏み外して墜落のリスクがあった。
そこで、アルミ製足場板2枚に蝶番を取り付け折り畳み式にして展開時の踏面も幅広くなり、畳んで持運び出来るように取っ手を取り付けた。


アルミ製足場板を展開時には踏面も幅広くなり渡る際の安定性が増し、 畳んだ時はコンパクトになり全体的に軽量化されました。
また、取っ手を付けた事で持ち運びが楽になりました。
耐荷重1枚辺り180㎏
(1.5m使用時)


安衛品環室より

今まで使用していた物に対して、 より安全に出来なかと疑問に持った事により、 今まで以上の安定性で墜落リスクの低減と作業効率化に繋がったのでナイスアイディアです。

会計システムに手入力したデータが 間違いなくシステム内に入力されているかを紙で出力して確認してからファイリングしていた為に、 紙の使用量が多い上、ファイリングした書類が重く厚いため保管が大変だった。
そこで、紙で出力せずに、システム内で確認できる承認機能を使用して、データを確認したらログが残るように設定した。


入力したデータを出力しなくなったので紙の使用量が月に約500枚の削減になり、 ファイリング作業時間など保管作業の削減に繋がり作業効率も向上した。
ログが残るので見える化になり、誰でもいつ確認した分かるようになった。



安衛品環室より

ペーパーレス化にすることで、 環境問題に寄与すると共に業務効率が改善され作業効率が向上したのでナイスアイディアです。

毎朝の現場状況に応じて散水車で坑内に散水を行っている。 散水区間の距離が長く、何回も散水車のタンクに水を溜めながら散水を行っているが、 散水車に搭載しているポンプでタンクへ給水するには毎回20~30分程度掛かるので非効率的だった。
そこで、現場で使用している給水用の貯水槽の中に水中ポンプを入れて、そのホースを自在に動かせるようにして散水車のタンクに水が入るようにした。


散水車のタンクへの給水時に、 段取り手間と給水時間短縮で散水車タンクが約5分で満水となり大幅に作業時間を短縮できた。


安衛品環室より

一連の作業動作において、ひと工夫により作業効率化に繋がったナイスアイディアです。

道路規制をしながらハツリ作業を実施する際に、走行している一般車に斫り破片が飛散し当たる恐れがあった。
そこで、側壁コンクリートにビスを打ち、ビスに紐でメッシュシートを固定し、立ち馬にメッシュシートで施工範囲を覆って飛散防止対策とした。


メッシュシートで覆った事で確実に斫り破片の飛散を防止でき、斫り殻の清掃作業も容易になった。


安衛品環室より

斫り殻の飛散防止対策は様々ありますが、 この提案では、施工箇所全体をメッシュシートを覆う事で、飛散防止をし、且つ、清掃時間も簡易となり作業効率化に繋がったという成果があり、 ナイスアイディアです。

本社の掲示物がマンネリ化しており、幹部PTの際も何度か要改善の指摘を受けていたので、 掲示板チームを作り、魅せる現場で活用しているテープライトを掲示物に取り入れ、目を引くように工夫した。




月ごとにテーマを変えて飾りを変え、 視覚にうったえて魅せる掲示板にしていく事で社員の各種取り組みの意識向上の一助に繋がった。
各月で重点項目を現場で取り組んでいることを、本社ならではのものを考え、注意喚起していくことにした。
季節感も取り入れて、今月は10月だったので「ハロウィン」をテーマに掲示物を飾った。


安衛品環室より

掲示版にポスター等を張るだけにしないで、 現場で取り組んでいるテープライトを活用して見える化を取り入れるなど、 魅せる掲示版を意識し、社員の各種取組みへの意識向上に役立てるナイスなアイディアです。

現場出入口の単管バリケードの開閉を、持ち上げながら移動しているので腰を痛めるリスクがあり、 もっと楽にできないか検討し、単管バリケードから単管柵に変更して端部にキャスターを設置して押しながら移動できるようにした。


キャスターのロックを解除して押すだけなので、単管バリケードを中腰で持ち上げる動作をすることが無くなり、腰を痛めるリスクが減った。 キャスターは元請け所長よりの支給品です。


安衛品環室より

毎日の繰り返し作業で身体の負担減少と作業の効率化をしたのでナイスアイディアです。

仮設ヤード内の安全設備や坑内仮設に堆積した粉じんや汚れを清掃する都度、 バケツとブラシを持って清掃したりウェスなどでふき取りを行っていたが、ヤードが広く苦労していた。
そこで、現場にある緊急機材(緊急用発電機、濁水設置の高圧水洗浄機、未使用の水槽)を一つの台車に積み替えて移動式の洗浄台車を作成した。



車両を移動しながら水洗い洗浄ができて坑内の堆積粉じん除去がかなり楽にキレイにできるようになった。
簡単に清掃できるので誰でも清掃したくなった。
(元請け所長からも高評価)
現場に向かう際に手前にあるトンネル内のカラーコーン清掃は2名で2日ほどかかったが、この設備で2名で半日で終了できるようになった。
未使用の機材を組み合わせたので元請けからも上手に使ってもらえて良かったとお褒めの言葉を頂いた。


安衛品環室より

現場にある機材を活用して、作業効率化と作業時間短縮の成果をあげた素晴らしいアイディアです。
また、元請けからもお褒めの言葉を頂けたナイスアイディアです。

トンネル工事で掘削中に通常の蛍光灯設置では足元の明るさが足りないと感じた。
そこで、追加照明を検討した結果、白色LEDテープライトを左右に設置して掘削延長に合わせて随時、延長して使用した。


白色LEDテープライトは、蛍光灯よりも明るく、 自在に好きな場所に伸ばせるので使いまわしが良く、作業箇所など明るい環境ができた。


安衛品環室より

LEDテープライトは、様々な用途で使用でき、アイディア次第では大きな効果がある商品です。
本提案でもLEDテープライトの特性を利用して大きな効果を得たナイスアイディアです。

ロール状の資材を特定の長さに切断する作業があり、 切断作業に抑える人、伸ばす人、切断する人で3名人員を割くことになり、 省人化できないか考え、Aバリケードを活用してロール状の資材を切断作業を行った。
また、Aバリケードから所定の長さと切り取る箇所の床にマーキングしてあり、簡単に一定の長さに切れるようにした。


2人での加工作業が可能となり、省人化できた。
(Aバリにセットすれば1人でも加工可能)
Aバリケードのため、単管の長さ以下のロール状の物かつ単管径が入るものなら活用できる。




安衛品環室より

現在行っている(行おうとしている)作業の効率をアップする為に 何か別の作業方法は無いかを模索し、創意工夫で省人化を図ったのは素晴らしいです。
また、仕掛けも大掛かりなものではなく日頃身近にある資材を活用した事もとても良いアイディアです。

最近、公共調達において、女性が活躍できる会社という視点で、 「えるぼし認定企業」を加点評価する仕組みが導入されているなど、少しでも加点評価を高くしたい。
また、女性社員が増え、女性が活躍できる環境が整っているのに、認定取得をしていないのはもったいないので、 厚生労働省の女性活躍推進法に基づく「えるぼし認定」を取得したい。
他にも、福島市の「働く女性応援企業認証事業」や厚生労働省の「もにす認定制度」など、 様々な取得可能な認定があるので、会社にプラスになるものなので導入を検討願いたい。


各種認証により会社にプラス効果が見込まれる。
・人材獲得に有効な認定マークの表示が出来る(名刺や封筒、HPなど)
・SDGs達成に向けて貢献出来る(5.8.10)
・公共調達における優遇措置がある
・女性が活躍できる会社になる


安衛品環室より

国として女性活躍社会化は推進しており、 推進のための様々な施策が企画されていると思いますので、情報をよく分析して会社にプラスになる取り組みは積極的に取り組むべきです。
とても良い着目点です。

トンネル工事で、支保工を建込む際に、 通常使用している建込用レーザーに不具合があった時には建込作業ににバラつきが出て、施工に支障が出ていた。
そこで、導坑内に合図用直線レーザーを設置して、建込用レーザーと合図用直線レーザーの両方を照射して建込の整合性の確認をし易くした。


支保工を建込む際の確認がしやすくなり、 同時に建込用レーザーの座標のズレがあった場合には再確認もでき、施工の整合性の向上につながった。


安衛品環室より

支保工建込用レーザーの不具合時の対策として実施した合図用直線レーザーの利用で、 建込時に整合性の確認がしやすくなり、同時に建込用レーザーの座標のズレがあった場合でも再確認が出来るようになったのでナイスアイディアです。

本社でオフィスの自席に不在の時、 一時的に席を外しているのか外出しているのかが分からないので、用事があっても誰かに聞かないと分からない状態が多々あった。
そこで、プレートを使用して行動を見える化した。

①「会議中」「外出中」「休暇中」に分け、一目で分かるようにした。
②どの位置から見ても分かるように両面に印刷をした。
③蛍光灯の光で反射しないようにラミネートはせず厚紙で作成した。
④名前を入れて誰の席か分かるようにした。


誰がどんな理由で席を外しているか一目で分かるようになった。
管理部門の行動を把握できなかった工事部も、把握できるようになった。
一目で分かることで、行動時間の短縮にも繋がった。(聞かなくても分かるようになった)
席を外していても誰の席か分かるようになった。


安衛品環室より

ちょっとした事ですが、日常でよくあるストレスを軽減する「行動の見える化」です。
このような「ひと手間」で快適にオフィスになっていくので良いアイディアです。

盛土の沈下量を測るため、 容易に測れるよう人の高さ以下に塩ビパイプと沈下棒(測定棒)を設置しているが、 重機運転手からは視認が難しく接触・破損させる恐れがあった。
そこで、廃棄予定ののぼり旗の棒と蛍光テープを利用し、高く明示することで重機運転手から視認を出来るようにした。


重機の運転手から見やすくなり接触するリスクが減った。
また、高さ調整も出来て、塩ビ管の中に入れるだけなので、簡単に撤去ができ、強風が吹いても倒れたり折れたりもしない。
破棄予定の物を再利用しているため、ほぼ費用はかかってない。
(購入品は蛍光テープのみ)


安衛品環室より

問題点に「気づき」、廃材を活用して、見える化をする事で、 接触リスクが減少し事はナイスなアイディアです。

堰堤盛土作業で、法面ユニット(アデム)を組み立てる際に、 法肩近くの作業となり転落リスクが高かったので、元請と相談し転落防止柵を製作し設置し使用する事とした。



既設ユニットに引っ掛けるだけなので、簡単に設置でき、転落リスクが減少した。
製作した単管1本約12,000円
親綱を張れば問題ないが、単管単体での自立に改善の余地あり(元請と相談中)


安衛品環室より

良く現場を観察していた事がこのアイディアにつながったと思います。
危険リスクと施工性に安全対策を加えたナイスアイディアです。

現場ヤード内に気軽に水分補給や休憩できる場所が無かったので、 グリーンフェンスや花(造花)で飾り、ベンチ等を設置して憩いの場を作成した。
屋根には日よけネットを設置し少しでも涼しくなる様にした。


快適に水分補給や休憩が出来るようになった。


安衛品環室より

憩いの場を設ける際に、利用者の快適性にも着目した素晴らしい取り組みです。

水中ポンプに使用したサニーホースを片付ける時に、 巻き取るホースが30メートルもあるので時間もかかりきれいに巻けずに苦労していた。
そこで、現場にある鋼材(端材)を加工して「巻取り工具」を作成した。


30メートルの巻取りに5分以上かかっていたが、「巻取り工具」を利用する事で約1分で整然ときれいに巻き取る事ができるようになった。
※手作業でこのホースをきれいに巻き取るには、5分~10分要していた。
終わり現場等でまとめて片づけるときは効果的。
「巻取り工具」はホースの中央から巻き始まるので、30メートルのホースが半分の15メートル分の巻き数で仕上がるので効率が良い。



安衛品環室より

作業に不具合ややりづらさを感じた時に、 そのまま作業をすすめるか?又は何か工夫して改善をはかるか?で成果に大きな差が出ます。
今回の改善提案では数十メートルあるホースを巻き取りの際に工夫して違和感を改善して高い効果をあげた素晴らしい事例です。

トンネル工事で、施工の都合上、集塵機がまだ設置出来ないので、 トンネル掘削に伴う粉じんが多く、坑内に設置した休憩所内も空気環境が良くなかった。
そこで、坑外からトンネル掘削箇所に屋外のきれいな空気を運ぶ「風菅」に着目し、 坑内休憩所上の「風菅」にサクションホースをつなぎ、きれいな空気を休憩所に取り込めるようにした。
また、休憩所の出入りの際に室内に入ってしまう粉じんも扇風機を設置する事で極力防ぐことが出来た。


屋外の新鮮な空気が坑内休憩所内に送れるので常時きれいな空気環境で休憩ができるようになった。



安衛品環室より

現場からの提案は安全面の内容が多くなりがちですが、 今回の提案のように衛生面に着目して課題を改善したという提案はとても素晴らしいです。
今後も広い目で現場の課題に"気づき"創意工夫でより安全で衛生的な現場の維持をお願いします。

崩れやすい地質のトンネルが掘削中に崩れないように 掘削断面上部を強くするための補助工法「AGF-R工法」の固める薬液を注入時に使用するダブルパッカー(画像参照)が、 打設角度が通常の現場よりきついので、注入材の漏れなどによる異常が発生し、AGF鋼管の内部を滑り落ちてすごい早さで管の外に飛び出て、 機械や人にぶつかる危険リスクがあった。
そこで対策を検討し、事前にAGF鋼管の端末に穴をあけた保護管を取付け、その穴に鉄筋棒を差し込み飛び出し防用ストッパーとした。


ダブルパッカー自体も重いものなので誤って落ちてきたときや、急な飛び出し時も防護鉄筋で止まるので安全である。
提案の他に正面に立たない事や液体にストッパーは効かないので保護メガネ着用は徹底しているなどの対策を徹底している。




安衛品環室より

危ないと感じた事に対して、妥協せずに対策を検討し、 鉄筋ストッパーを設置することにより飛び出し危険リスクが解消された素晴らしい提案です。
また、この方法では防御出来ない液体に対しての防御方法も周知徹底しているとの事でとても良い取り組みです。

AGFの鋼管・ロッドをガイドセルにセットする際、 ガイドセルの中間に取り付けられているサブセントラライザの形状が、鋼管を載せ易い形状になっているのだが、 ロッドをドリフターに接続する前にバランスを保てなくなる等の状況になった時にセントラライザから鋼管が脱落するリスクがあったので、 サブセントラライザの形状を見直して、鋼管を載せる部分を延長した。


鋼管をセットしてしまえば鋼管が外れて落ちるリスクはかなり減少した。
作業的にも特に問題はない。





安衛品環室より

製品の部品形状を改善し、 AGF鋼管が外れて落ちるリスクを軽減させたのでナイスアイディアです。

坑内の立入禁止区域として緑のLEDラインライトで立入禁止区域の見える化を行っているが、 現場見学者などが、何の為のLEDラインなのか分からないことがあった。 そこで、LEDラインライト加え、立入禁止のプロジェクターを設置し、立入禁止区域の見える化を行った。


LEDライトに加え、立入禁止のプロジェクターが大きく表示されるようになり現場に来たばかりの人や、 現場見学で来た人にも一目で立入禁止区域がわかるようになり現場の安全箇所の明示が容易になった。


安衛品環室より

第三者(来客者)など現場に慣れていない人へ配慮した着目点が素晴らしい事例です。

濁水プラントの月報をクリアファイルに入れ、分電盤の中に入れて保管・使用していたが、 分電盤を開けて記入するため感電のリスクがあった。また、A4サイズのため文字が小さく読みにくく書きにくい・紛失する可能性があった。 そこで、用紙のサイズをA4からA3に変更し、KYボードを活用して分電盤の前に掲示するようにした。


分電盤を開けて記入することがなくなり感電のリスクが減少、 A3にしてKYボードに掲示することで書きやすくなり、遠目からでも記入の状況が確認することができるようになった。


安衛品環室より

少しの工夫で、感電リスクを減少し、作業の効率化が上がったので、ナイスアイディアです。